ハウスクリーニング // 特殊清掃 // 遺品整理 // 害虫駆除 // 脱臭•消臭 // 除菌•消毒•殺菌 // 鎮魂•供養
実務工程上の解説
情報提供やご相談などのお話を含め当方で出来うる全てを一通りを考えますと、要する時間は決して短いものではありません。
非常時の慌ただしさを考慮したとき、実際は物件の収拾にばかり気を割いていられないというのが本当の所ではないでしょうか。
必須最低限のお話はお電話差し上げますし、全行程終了後などに必ずしも"ご遺族の立会い"を要するものではありません。
その辺りにつきましては、ご遺族の方にとっての負担軽減を優先に、ご意向に沿って進めさせいていただきます。

特殊清掃に関する迅速な
脱臭•消臭/除菌•殺菌•消毒 について
特殊清掃において標準視されている機器選定と手段は、やはり
定石として踏まえる必要があり、当方もその例に漏れる事はありません。
具体的には対象物の除去に始まり、オゾン酸化方式と噴霧方式による
アプローチを1次•2次と必要に応じて試みます。それに加えて、
電磁分解法による、異なる技術/手段を用いて対応します。
対象物除去の後を三段構えで臨む事により、脱臭•消臭/除菌•殺菌•消毒を
より確実に行う事ができ、そのメリットは多大です。
非常に強力なオゾン酸化方式は臭気の大部分を取り除き極めて万能感が
あります。しかし決して全能では無く、残り数パーセントの臭気に対して
短期効果を上げる事には不得手であり、酸化分解された臭気分子の粘性による自然沈下が臭気の再発現象を引き起こすケースも往々にして生じます。
それらへの対策/反応効率を上げるための工夫としては、噴霧方式の同時進行と大型扇風機を用いた室内空気の攪拌力増加が有効な方法で、一般的になっています。また一部ではそれに加え、イオン方式等の他並行策を取る動きもあるようです。
当方では現時点、迅速脱臭を目指しオゾン酸化方式より即効性の高いとされるOHラジカル生成と、肝要となる攪拌風力に重点を置いて業務にあたっていますが、追加処置として電磁分解法とも呼ぶべき日本発のまだ比較的新しい技術を取り入れています。この技術はまだ大きな課題を残しますが、機器それぞれを駆使して欠点を補い合う事で、いずれのケースも優秀な効果をもたらしてくれるようであります。
結果的総合評価としては、諸々の成果は高いと言えるようです。

特殊清掃下でのハウスクリーニングにおける
吸着臭気除去の徹底とその重要性
作業項目は家財清掃含めますので非常に多岐にわたります。
外壁以外の全てに対応し、実施されるものと解釈いただいて相違ありませんので、
通常ですとオプション扱いになるようなものも内容に含まれる事になります。
特殊清掃を要する物件エリア内は、経過日数を踏まえ、雑菌や臭気の程度
を考慮した上で全ての不安要素を摘み取る事が肝要になってまいります。
事、ワックス剥離、壁紙クロスやクッションフロア除去、フローリングの張り替え
等が絡む可能性は高く、それらを視野に入れた作業が求められてきます。
状況も変化してきます。予想より深刻である場合が多いです。
完全除去困難とされるいわゆる"死痕"は、人間の体脂肪のうちの、中性脂肪の大部分
を占める、ある物質が原因と思われます。グリセリンと脂肪酸が結びついたもので、
成分自体はバター状に近いのが特徴です。この油分の付着色素には活性白土を用いた
除去が有効と思われるのですが、残念ながらその実用化は現実的でありません。よって、
肝要となってくるのは専用薬剤に含まれる分解酵素の選定と使用時の残存活性値、
そして反応温度と時間調整に尽きます。問題は、汚損部成分の分解除去より材質変化が
先に現れる場合が多い事です。これが、時間経過により除去しきれずにリフォームの
確率が高まってしまう理由の一因でもあります。汚損にせよ臭気にせよ、
ハウスクリーニングのスキルの有無には明確な差が生まれます。加えて、多少の専門的
な学識を得れば、闇雲にハイリスクな強力薬剤を用いずに済むケースは多いです。
そのような理由から、使用薬剤は安全性の高いものを選定して用いています。
ただしこの方針は、効率面で一長一短ありますので良し悪しの判断の難しい部分は
否めません。ですが少なからずとも、当方では劇物指定の極めて強力な薬剤の使用は
基本的に見合わせ、回避可能なリスクは負わないよう努めています。
各箇所専用の薬剤が使われますが、最近のものはどれも安全志向になってきています。
強力なものにおいても還元剤の開発など、環境への配慮がなされてきています。
新しい洗浄剤/電気•工業•有機化学技術は積極的に取り入れていきます。
清掃関連業の技術の進歩が常に反映できるよう心がけ、取り組んでいます。


鎮魂•供養
料金が発生する様なものではありませんので業務外
の事にもなってまいりますが、本事業の立ち上げを
決意した個人的な経緯にも絡む事柄です。
私情と言われればそれまでですが、
実施内容として極めて重要視しているのが偽り無い率直
な気持ちであり、立ち上げ動機の原点でもあります。
在家仏弟子を自称したい気持ちこそありますが、特定の
宗教•宗派に属する立場の者という訳でも無く、むしろ
実際の学識は無知そのものです。まして、"見える"
"聞こえる"などといった類の人間でもありませんが、
私の方からご遺族の方に、お伝えできる事がございます。
宗教に対する注意事項も含みますので個人的な範疇を
超えない節介事ですが、許す限りで構いませんので、
お話し出来る時間の確保を何卒お願いいたします。
実施工程の実際は、状況に応じて段取りが前後するケースが殆どかと思われますが、
物件収拾に着手する際は、ご都合との兼ね合いをみてお話の時間や、
特に遺品整理と廃棄物回収をどのタイミングで行うかなどについて希望日時をご指定下さい。
葬儀等の日程次第では連絡のやりとりが難しい場合も予想されます。
日時が定まり次第にご相談いただければ調整いたします。また、実施期間内に依頼者様と
直接お会いできない場合での依頼につきましては、近縁者の代理人様を立てていただいても
結構です。尚、ご親族の方等、どなたともお会いできない状況である場合は、
事件現場特殊清掃センターの推薦業者をご紹介いたします。


清掃実施箇所項目 >>
遺品整理
特殊清掃の現場で自ずと必要になる遺品の整理は、身内の方に指示を仰がせて
いただくのが故人の意思を汲む意味でも望ましいと考えております。
できる限りご足労いただける段取りをしていただけますと、供養の観点からも
大変有難いです。当方では、ご遺族が物件内に立ち入るか立ち入らないかに関わらず、
"ご遺族の補助を行う"という考えと条件のもとで、料金を発生させない
取り決めをしております。
形見と処分品の区別は、第三者の判断では難しいものがあります。
故人の手がかりを捜索するケースではより顕著です。
遺族側の心的整理のままならない状況で、片付けを強いられる場合は多いものでが、たとえご遺族が直接作業に立ち会えずとも意思疎通を十分に図る事は非常に大切に
なってまいります。その旨どうぞ宜しくお願いいたします。

キッチン
シンク、壁面、グリル、ガス台、フィルター、吊り戸棚、床、収納、冷蔵庫、排水口、
浴室
浴槽、天井、壁、換気扇フィルター、床、鏡、ドア、排水溝、窓、出水口、排水管、

トイレ
便器、ロータンク、窓、棚、ドア、床、収納、ウォシュレット、換気扇、排水管、
洗面台
洗面ボウル、鏡、水栓、床、収納、換気扇、

他/玄関、下駄箱、廊下、リビング、寝室、居室、押入れ、クローゼット、エアコン、ステンレス
研磨、不快害虫の駆除等。経過型のご依頼の場合では全ての項目が固定費用に含まれます。
<使用する車両について>
地方部で顕著ですが、噂が独り歩きして思わぬ所で傷つくような話を耳にする事があります。完全に食い止めることは難しいですが、極力その原因を無くす必要があるのは痛感している所です。車両、服装についてはそれらを踏まえて伺わせていただきます。
<実施写真掲載の禁止について>
実施写真の掲載は実務説明上大変有効なものですが、当方では実施前後の写真掲載をいたしません。ご了承下さい。