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全国で活動される清掃支援者への情報提供・共有を目的として、特殊清掃に関わる専門的なスキル等について

  [特掃 南天竺]の把握する対応手段や対策方法、検証/考察を開示し、その幾つかを掲載いたします。

    原状回復を助ける有意義な内容になるよう努めますので、宜しくお願い致します。<特掃 南天竺/南方 むつき>

ゾン脱臭機については、現在パンサーJが主力から外れてほぼ豪腕シリーズでやりくりしています。オゾン脱臭で

日頃感じるのは、オゾン燻蒸による強制酸化脱臭よりもヒドロキシルラジカルの生成を狙った使い方をしたほうが酸化

反応速度の面で有効であるという事でしょうか...。短時間撤収の必要性が濃い場合は発生量にアドバンテージのある

アクティボやパンサーは絶対的に必要不可欠ですが、それでも尚噴霧同時進行で塩基性のOH-を拝借してオゾンを

•OH用に消費させるべきと強く感じます。噴霧機の音が気に触る場面が比較的多いので、自分はその場合超音波

式加湿器で代用して気中にOH-の仕込みを仕掛けたりしています。ただしその時は粘性のあるゲル状消臭剤など

は使わずに酸素系漂白でOH-を賄います。パンサーは回収機能が無いので、余ったオゾンで嗅覚を低下させたく

ない気持ちもありつつ、...本心で言えば強力がゆえに•OHの発生と消費の感覚を掴みきるのが難しいです。また、オゾン方式に限らないのかもしれ

ませんが、オゾン脱臭を急ぎすぎるとかなりの確率で臭気再発が生じるように感じます。臭気分子の酸化による比重増加とそもそもの粘性が、時間

によって未反応部分をあらわにしてしまうようです。ですので自分の場合は、仮にいくら高性能であっても[過信による機器頼りにはリスクが伴う]

いう事を忘れないように肝に銘じています。物理的なアプローチを丁寧に繰り返す地道さは欠かせないのかもしれません。また、有人環境で脱臭

可能なイオン方式で良さげなライテイには魅力を感じるのですが、イオン方式は昔からサイエンスオカルト的な事が囁かれていたりしますので躊躇

感が否めない部分が自分にはあります。ただ、あのクラスの性能にもなると効率面踏まえて無視できないように思います。時間さえ確保できれば

エアマスターとの併用で結構な成果を上げるかもしれません。少し怖いですが、導入してみたいものです。

いの問題と等しくして強敵な例の"痕"についてですが、定番的となっているアルカリの酵素系洗剤の中にも、特殊清掃においては、把握しておくべき"ウンチク"的なスキルがハウスクリーニング分野にあります。活性値を気にかけるのは当然としても、配合されている酵素の種類にも意識を配って選定したほうがベターです。できれば、プロテアーゼ・リパーゼ・セルラーゼ・アミラーゼの配合は欲しい所です。単酵素と多酵素での常温下での違いは、...実は個人的には然程感じません。しかし

50℃以上60℃未満の湿潤塗布においては、多酵素側の洗浄力に軍配が挙がります。また、内部浸透

の進んだ汚損箇所には摩擦力による除去の気持ちがはやりますが、部分的な表層変質のリスクの意味で本来は不向きです。塗布した薬剤の温度を防水の電熱シートなどで維持しつつ、少なくとも自分は

15分程度の間隔で廃液回収と湿潤塗布をしながら、擦り過ぎないように注意しています。

槽の最難関レベルの状態(墨汁的で粘度ある様子)の依頼は実はまだ未経験なのですが、吸水剤や凝固剤、浄化装置の導入などその対処方法は伺うかぎりマチマチな印象を受けます。南天竺では浄化バクテリア投入後に浴槽密封し、オゾン水生成装置をいくつか経由させて小型の汚水ポンプで循環濾過状態を作ります。そして数時間循環させその後にポンプを停止放置。上澄みを中空糸膜フィルターを介して廃水し、沈下物は吸水剤を使って対処しています。念のため排水管清掃の必要はありますが、然程負担ではありません。また、ホースを経由できるオゾン水生成装置は現実的観点から現状では選択肢が少なく、濃度も今ひとつなので時間短縮にはあまり成り得ないのですが、手を離せる利点があります。その点が非常に助かっています。ただ、大型の中空糸膜はほぼ透明になる一方で残念ながら殆ど使い捨て状態です。最難関レベルには対応しきれない可能性が非常に高く、複数常備となると問題も多々生じますので導入判断の難しい部分が無きにしも非ずといった所です。オゾン水生成では、高濃度生成を可能にするダイヤモンド電極を使った家庭廃水用の商品開発を進めているメーカーがありますが進展が今の所見受けられず、その後が気になります...。

底した集塵回収が前提ですが、撤収間近の最終仕上げ工程にて、使える保険的な

消臭手段の一例を試用感想踏まえて挙げておこうと思います。特殊清掃の現場でメイン

投入させるには殆ど無力ですが、使い方次第では思いの外いい仕事をしてくれます。

◯表面保護皮膜の無い木部にフィトンチッドを塗り込む。⎯ 天然由来の抗菌・防虫・

消臭作用があるという事で、最大メリットは安全性と思います。防カビ効果がウリの、

とあるケミカルな薬剤もそれはそれで確かに強力でいいですが、安心感を問われる

とやはり...自然浄化を促すタイプのアイテムは実際的に使用感が良く、立会時でも

比較的印象が良いため、現時点では継続利用のつもりです。やはり適材適所です。

◯左官部などの壁面に金属由来の結晶化消臭剤を仕掛ける。⎯ 表面が細かい

結晶で少し粉っぽくなりますが、効果と持続性が予想超えました。少々値の

​張るところと、拭いた時点で即無意味に帰してしまう部分が若干気に入り

ません。ただ、万が一の臭気再発でもブロックしきって​くれるのかも

しれない..という邪な期待が過ってしまう程のものであり、最後のトドメ

としては十分に"アリ"という印象を持ちました。

​状況によりけりという事が付き纏うので相応の難しさこそあるものの、セオリーから更に一歩先へ踏み

込み続けてゆく気概は保ち続けていたいと考えています。南天竺ではNPO法人/日本ハウスクリーニング

協会の方針に則り、実務的なノウハウの提供や情報公開などを通じて社会貢献に役立てる働きかけをしてゆく

考えですが、主観と客観の交差する内容につき、絶対的な指針にはなり得ぬ記述を含む事をご了承下さい。

知識や技術、細やかな配慮などにまだ未熟な点もございますが、日々の研鑽を心がけ向上に努めてまいります。

フォア/アフターで成果を示しやすいトイレ清掃にはある種のやり甲斐を感じま

   すが、止むを得ずの最終手段で強酸に頼ってコーティングを損ねてしまう失敗を、実は       過去数回やってしまいました。序盤で使うべきでないのは定石としても、汚れ部分の          みに対する反応量や最低限の箇所にとどめる際の見極めでは、なかなか目を離せな             いものです。自分は自ずと必ず、薄いゴム手袋越しに指先の感覚と手応えを意識しつ             つ、ペーパーシートやスポイトを使いながら慎重に反応経過を注視観察するよう                 になりました。写真で示しきれない所にこそ技術者としての真価が問われる仕事                  ですし、どちらかと言えばハイスペックなツールを求めるよりも、使用薬剤の                     熟練度を上げつつ五感駆使したジャッジを下せるようになる事と、そして

                     "カンを磨く"努力をするのが一番肝心かもしれません。

ゾン水は欠かせない程多用しています。主に真水を使うような流水洗浄などの

場面では、それに取って代わる使い方をしています。清掃用途では少なくとも1mg/L以上

での使用が望ましいようですが、個人的な感覚でお勧めできる使用濃度はおよそ4〜5mg/L程度

以上10mg/L以下ではなかろうか...といった印象があります。脱臭作用よりも特に殺菌作用には申

し分ない効果があり、安全性が高いという特徴があるので非常に便利です。また、脱色作用があり

場合によって若干の注意が必要ですが、時にはそれが利点なり得ています。次亜塩素酸ナトリウム

を優に凌ぐ要素が多い反面、その即効性故に噴霧やスプレーには適していないとされているのですが、

恐らく気中反応を目的とする場合にはその限りでは無いだろう感じます。したがって、多くの面で確かに

オゾン水は優秀ですが、ただしかし正直に言えば、清掃業を取り巻く技術革新は水面下で着実に進んでいま

すので、他複数ある手段のそれぞれ使い所を吟味した上で実践投入する必要は感じます。便利ではある

ものの必須とは言い切れませんが、少なくとも自分の場合は、​用具メンテナンスなどの衛生管理面に

おいても大きな恩恵を得られている..という事は確かです。

​作成中...お待ちください。

​                                                       葉樹系の分解洗浄型の洗剤ばかりは、

                                               ハウスクリーニングであれ特殊清掃であれ、これ無し

                                         では安心して取り掛かれない程に必要な"武器"ではないで                                        しょうか。一般的な石油/鉱物系溶解型洗剤の出る幕は殆ど

                                無いかもしれません。しかし、フォーミュラ、Jスペック、ドリ

                            ーム、エコソフィ、天使の松、や、他それら等のうちで果たして

                        どれが最も優れているかとなると、自分には明確な判断ができません。

                  よく言えばハズレが無く、JHAでは"天使の松推し"の雰囲気があるものの、               一方で例えばアメリカ産のものなどは大抵ハイレベルという事もありますので

         (長期的な住宅文化事情がメンテナンス関連の高度な技術を育てた背景がありま         す。) これはどれも甲乙付け難い部分ではないでしょうか。ただ傾向として、2次洗浄含めた洗浄力はやはり40℃以上でより優れた効果を発揮するようですので、強い汚れには

      濃度調整以上に温度管理を意識するように心がけています。 一部でアルカリ寄りのも           のもラインナップされていますが、多目的で応用も利かせられる事が可能な中性                   タイプを好んで使っています。特に酵素併用ではいい仕事をしてくれます。

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